【検証】レンジブレイクから全を見る
初心者の頃の相場のイメージ
相場の知識を仕入れた頃のイメージ
今検証していて、「ひょっとしてこうなる・・・?」というイメージ
そう、原点回帰。
シンプルに見れる、というより複雑であることは受け入れる。
複雑に絡み合ってるけれど、最後はシンプルに成り立っている。
単純に見る、ではなく複雑さの上に単純さを見出すというか・・・。
言葉では表しにくいイメージ。絵画ではなくて、ストーリーのある映像のような感覚。点ではなくて、面。
複雑なことも分かってきてんだけど、複雑なもの全ての動きは取れない。
今までは、後から見たら入るべき場所が分かる。
だから、分かるのなら全て取れるはずだと思った。取れるようになるはずだと。
でも、全然違った。
頭では「全部取るなんて無理」と分かってはいても、欲望の心理としてそうは考えなかった。急騰、急落したらいったれー!って長い足も考慮せず突っ込むことが多かったから。
そこからどう考えが変わったかというと、相場はいつも教科書通りの動きばかりじゃない。むしろ、そうなることは稀だということ。だから、教科書通りとそうでない事、一見相反する様な形を受け入れる。曖昧な動きを、確率論で捉えることが出来る。そういうのが大事なんだと思うようになった。
検証していて、レンジブレイクに限って色々なパターンを見てそう感じた。
まぁー綺麗な形なんて半分もあればいいほう。いつもいつも綺麗に動いてくれるなんて思うなよ!!って言われてる気分になる。
これは入れそう!と思っても、25%の確率で入れない。4回に1回は見逃さないといけない。
大きく動き時は皆取りたいと思う。しかし、手法によってはとれない。というより、見逃してあげる。なぜか。
それはその手法が成り立つ上で、欠かせない要素の一つだから。
100%勝つ手法があれば、全員がそれをやる。そうすると負ける人がいなくなる。結局相場は動かなくなる。というより存在しなくなる。
だから、隙を見せるじゃないけれど、勝利のために限られたリスクを差し出すというイメージになってきた。
損切りも建値決済も、入れないのも全てひっくるめて勝利につなげる。勿論その勝利は、トータルでプラスであり、期待値があり、再現性がなければならない。勝ち続けたいのなら。
トータルを見るようになると、本当に1回がどうでもよくなる。
同じやり方で、考え方で、繰り返していけば勝てることを知れば、1回で大きく勝たなくてもいいことを知る。
そして、待ちの時間が長いことも、エントリーチャンスなんて頻繁にあるわけじゃないことを知る。
思い込みや、本で読んだだけの知識からの脱却。
ひとつひとつ憑き物が落ちていく感覚になる。
検証ってそんな力がある。
もし、自分の負けトレードを検証してみて、その逆をやったりしたのなら勝てる手法が生まれる。
大敗することの逆は、大勝であるはずである。
大体の人が負けるのだから、自分なりのその逆をやればいい。
言ってしまえば簡単だが、それが出来ないから皆負ける。
負け続ける。面白いくらいに負ける。
笑えてくる。
負ける天才だと思えてくる。
逆をやろうと思ってやって負ける。
・・・不思議だ。
またその逆をやっても負ける。
・・・以下、負のループ。
破産までノンストップ。
1回踏みとどまれる勇気も必要。
反省して、出た答えがそれ。
全部獲ろうとするとこに疲れた。
取れないから、エントリー数を絞って、力の入れどころを知る。知ろうとする。
肩の力を抜いて戦う術というか、基礎の下地として、考え方や在り方なのだと思う。
勝てる人のブログや、参考になる本の殆どがメンタルや心理に行き着くわけが分かってきた。
順番が逆。
手法→取り方が知る→取れる、ではない。
考え方→取れる時に取れればいい(負けることもある)→手法なんてなんでもいい→取れるようになっていく。
負けの経験値は必要。
ある一定のサンプルが集まった所で、なぜ負けるかを考える。
負ける理由や解決策をネットでいくら調べてもダメ。
読んで知ることに価値はなかった。少なくとも自分を振り返ってそう思う。
自分で考えて、試行錯誤することの方が絶対価値あるものになる。
ブログランキングや、検証、FT2、勝ち方で数えきれないくらい検索して、ブログやサイトを駆けずり回った。
本当に宝探しの旅だった。
ホントは宝物は自分のすぐ後ろにあった。
のに、遠くまで旅してしまった。
なぜか。
そのほうが楽だったから!!!
楽しちゃいけないって分かるのは痛い目を見てから。
痛い目見ないと分からない。
大なり小なり、自分に必要な失敗な経験値の量は違うけれど。
必要な分だけ、貯める。
負けの領域だけ、昇華出来るものが増える。
そういう気持ちで検証進める。
ブログ読みまわるより、自分の目で手で試行錯誤すると面白いくらいに疑問やアイデアが湧いてくる。
色んな方向から物事を見れる。知れる。
自分がそんなことも知らなかったって落ち込むけれど、知らないで退場するよりはマシなのだと言い聞かせる。