人間は1日すら待てない
狩猟民族の時代の頃からのDNAが人間には入っている。
猫が元来、天敵である蛇(細長いもの)を見ると警戒するように。
動物は生き残る本能が備わっている。
それは毎日食べ物を食べて、今日この日を生き延びるということ。
明日のことは考えず、今日を乗り切ることだけを繰り返していきた。
そもそも人間はDNAレベルから賭け事に向いていない。
とすれば、それは生き残りに必要なことだからだと考えられる。
逆に賭け事で生き残るには、生命活動に必要ではない思考回路を獲得しないといけない。
生き残ろうとしないことが、賭け事で生き延びることに繋がる。
その日その日を生き残ろうとせず、長い目でトータルで見て生き延びれていればいいやという思考や行動。
DNA→脳や神経→思考回路の癖、習慣→行動。
鍛えて直すべきは、今日を生き残ろうとする本能スイッチだ。
それを賭け事スイッチに切り替えるよう毎日修正、訂正、矯正していく。
トータルで勝ち続ける、成長し続けるギャンブラーや投資家達は、皆「毎日その日を生き残ろう」とするDNAレベルの常識から逸脱しているのではないか。
膨大な試行回数をこなして神経回路の配線を変える。
スポーツも、何事も人間は訓練次第で(得手不得手はあるものの)技術を獲得できる。
技術の本質は、反復動作による躰の記憶と感情によって創り出され鍛え上げられた神経回路。
人は脳からの神経で全部動いている。
究極、訓練や練習は脳を鍛えているといえるのではないか。
走ったりして肉体を鍛える場合もあるが、要は走る筋肉の神経をいじめて回復による神経強化と筋組織の肥大化が狙い。
何を鍛えているか?という視点で「脳と神経」という概念は今まで考えてこなかった。
まだまだ未知の部分が多い、可能性に満ち溢れた人間の脳を鍛える。
そういうイメージで欲しい技術は鍛錬によって獲得し得るものだと信じきるのは大切だと思った。
1日すら待てない人間の本能も、鍛えようによっては変えられる。
そういう傍から見たら奇特な人が、人と違うことをする。
それが可能だから、勝ち続けるギャンブラー達が生まれた。
理論的に知っている人も居ない人もいるが、体感的に感じれるものなんだろうな。
脳の内外から受ける刺激に対しての反応を変える。
本能からギャンブラー脳へ。