トランプショックで戦死するトレーダー
ブレクジットもそうだけれど、最初から荒れる相場だと分かっているなら回避もできる。
Twitterやインターネット上には普段以上に大きく稼いだ人も、大きく負けた(退場した)人もいる。
Big winnerがよく目につくかもしれないが、大勝を収めた人の中でも、FXや投資を引退できるほどの稼ぎでない限り、また大きい勝負に出てしまう可能性が高い。
丁半博打で勝ったのだとしたら、次のビックイベントまでに損失をちびちびと出し続ける羽目になる。
そして、最後にコツコツドカーンと大損失で退場。
またその時にも逆に大勝を収める人も現れる。
顔ぶれが変わるだけで、ギャンブルの一時の勝ちをまるで世界大戦の勝利のように誇ってしまうのはいつの世も変わらない。
FXは手数料を会社が取った後は顧客同士でマネー戦争になっているわけで、大きく勝つ人の裏には大きく負けた人や、少しずつ負けた人の集まりがある。
逆も然り。大敗を喫した人の裏には、なんの準備もせず勝てた人や大勝になった人もいる。
緊急回避できるカードを持っている無自覚さ
ブラックスワンと言われるハプニングな荒れ相場で無いのだから、トランプショックは十分回避できるイベントだ。
上下どちらにいくか分からない不確定要素だらけの世界で、可視化できる要素というのは十分に価値がある。
分からないならやらない(勝ちもしないが負けもない)、のが正解である。
どうしても大きく相場を張ろうとして相場を見る時には、バイアスがかかってしまうのでそのときの自分の色眼鏡が正しいかどうかは決めきれない。
トランプは嫌いだから、ヒラリーが大統領になって欲しい。
そういう人はヒラリーにかけるだろう。
しかし勝負は最後まで分からない。
だから、1/2の確率である勝負を自分の都合のいいように捉えてしまう。
メディアは視聴率のために過激に放送する。
それがプロパカンダとなって、自分の価値観を折り曲げてしまう。(本来の判断力を失ってしまったりと)
するとどうだろう。日本でもトランプ支持を表明する人はまるで村八分にあう。
メディアのおかげでヒラリーだけが正しいとばかり思っている人が沢山いる。
トレーダーは好き嫌いはあっても、それを投資判断に加味しちゃいけないでしょう。
好き嫌いは個人的意見だから、そういう感情を持ちたいなら持てばいい。
(ヒラリーなら女性初の大統領。だからそういう意味では黒人オバマの次に歴史的にいい例を作ると思って良いと思ったりした。個人的には。
しかし、私はトランプ支持だ。なぜなら、彼は稼いでいる実業家であるから。彼は成功したビジネスパーソンであるから馬鹿じゃない。)
しかし、トレーダーは稼げれるのなら結局どちらが大統領になってもよいと考える。
そこに儲けるチャンスが有り、相場にボラリティが生まれるのなら波乱は大歓迎。
正義は必ず勝つと根拠無しに信じている市井の人々にとって、トランプが選ばれたことはかなり悲観すべきことなのかもしれない。
しかし、一方我々投資家は、分かりやすい稼ぎのチャンスがあるのならどちらでも構わないはずだ。
政治によっては税率の変化や、国債の利率、金利政策により稼ぎやすさは変わる。
もし稼ぎにくい状況になったとしても、稼ぐ為のエッジ(優位性)をどこかで確保できる状況なら必ず使うべきだ。
それが資産を守るために敢えて「やらない」ことを選択する、そういうエッジの取り方もあることを知っておくべきだ。
そしてなおかつ、知って行動する。
相場は監視はするが、エントリーはしない。
お祭り騒ぎは外から見て楽しんで、後からゴミ拾いしながらゴミの中にあるお札を拾い集める。
そういうやり方もあるのだと、お祭り騒ぎで一杯食わされた人は知らないじゃないかな。(できない?の方が正しいかな)
でも、一生その事実を知らなくても人生行きていけると思うし、それを知って行動できる人が少ないからこその知識。
付け加えると、そういう人達は増えない。
正義は勝つ。なぜなら勝ったほうが正義だから。
勝てば官軍であり、敗者を覚えている人など消される。
しかしその戦いに参加せず、第3者として眺めている少数派(マイノリティ)だからこそ、財布が潤う人もいる。
第3者の視点
武器商人は戦争や争いが全くない、平和な世界では失業する職。
しかし、世界の何処かで戦争が起きたら、両方に武器を売れる。(商売敵は考慮せず)
トレーダーを殺すにゃナイフはいらない。
ボラリティがない、上にも下にも行かない平和な世界があれば餓死する。
トランプが大統領になったことで、経済が上に行ったり下に行ったりと荒れるなら(1日で選挙の日みたく、ということではなく)そこにチャンスは生まれる。
トランプショックで散っていった同志たちの教訓やブレクジットで三途の川を渡った者の警告は、忘れてはならない。
すぐ忘れてくれる人達に感謝しつつ、彼らの財布から少しずつ頂戴しよう。
トランプで世界が破滅だとか、そんな言葉で稼げるなら何回でも言ってればいい。
しかし実際どちらでもいいよねと受け入れて、勝てる見込みのない戦には参戦しないこと。
命ある限り、また相場には戻ってこれる。
これを自分にも言い聞かせて、どこにエッジがあるのかを自分で考えたい。
最後に
出典
トランプの長女。
美人。
こういう美人とあんなことこんなことして性の悦びを知るために投資をしている。
これは正直な意見であり、皆そういう本音を隠して生きている。
しかし、セクシーな人との交わりが全て最高に相性が合うかというとそうでもないのだけれど。
・・・べっぴんさんやなぁ・ω・