木原プロのポーカー講習@アキバカジノクエスト
人生で初めてのアキバでした。
関東に住んでるのに、元アニヲタなのに、行ったことなかったでござる。
もうずいぶんと久しくアニメを見てないが、昔電車男を見たときから一度入ってみたいと思っていたがこうして小さい夢は叶った。
FXトレードに嫌気が指してきたので、久しぶりにシャバの空気でも吸うかとジム以外にも行ってみんとす。
電車乗ったの1年ぶりか??
前に乗ったのをいつだったか思い出せない。
慣れない電車に1時間弱揺られて秋葉原着。
脳内再生は中川家礼二の声「あきばはら~あきばはら~」
キョロキョロと田舎っぺ全開でグーグルマップ見ながらお店にたどり着く。
どうやら一番乗りのよう。
髪色が不思議なお姉さんにお店の案内をされる。
どうやらここでは僕は勇者らしい。
クエストクリアするよう頑張れみたいななことを言われた気がするようなしないような・・・。
奥のテーブルへ通されて、しばし待つとちらほらと勇者たちが参戦。
海外のカジノ経験もある人もいれば、プレイ歴10年超えの歴戦のおじいさんまでいらっしゃる。
なんと一週間前に覚えたての勇者もいるではないか。
その勇気、ブラボー。
まぁ自分も似たようなもんだし、軽く同士の感を覚える。
赤のチェックのシャツの男性がふらりと「あ、これ僕出ますよ」と。
ん?あれ、ついに木原プロ登場。
自身が監修に携わっているマンガ関連のトーナメンのポスターを見て一言。
Twitterでちらほら見かける4月26日から連載予定の例のポーカーマンガ。
気になる。
実物も笑顔が素敵な好青年!!
もちろん著書も読んで、ポーカー情報探すときは1日に10回は彼の情報をたどっているレベルでポーカー界に貢献している人に出会えて少し感動。
そして定刻となり席替えしてスタート。
あれ?10人に満たなけど、まぁいっか。
後半もプレイできるならいいなーと思っていたら、1時間もしたらもう8人くらい揃う。
最初にポーカー歴を聞いてどれぐらいのレベルでアドバイスをすればいいかを判断。
大半が2~3年、半年未満が3~4人?という具合でした。
カジクエ常連という方が多くてお互いプレイの癖を分かっている人もいたりして、雰囲気を和ませてくださる方もいて楽しめました。
前半は100-200の100bb持ちキャッシュゲーム。
後半はチップそのまま300-600-アンティ600のトーナメント形式。
進行は一周ずつプレイして、終わったら全員の手札を公開。
プレイの良い悪いと改善点を木原プロが述べる。
ターンまでのオールイン勝負はプロが大体の確率と期待値を計算して、いくら帰ってきて、何%で分けるというジャッジをくれる。
で、負けてもリバイできるので安心してねと。
ディーラーはまゆさん。
後半はカード配りながらご自分も参加。
自分にAK配っちゃって申し訳なさそうにしていたのを見て笑った。
木原プロ(以下、プロと省略)は身振り手振りを加えて、丁寧に解説アドバイスしてくださりとても有意義な時間が過ごせました。
5時間近くずっと立ちっぱなしの講義で5000円ですよ?
一時間1000円って考えると破格です。
めちゃくちゃ時給高いプロのリアル講義ありがたかったです。
箇条書き程度にざっと記憶を掘り返して書き記しておきます。
なおプレイ歴はあってないような初心者なので、間違いが多々あると思います。
ご了承願います。
基本的にどういう考え、思考でプレイすべきかということを僕は知りたいなと思っていました。
特定のハンドの扱いまでは気がまわらないので、できるだけどういう思考回路とイメージと計算で戦うのかを知れたらいいなぁーと。
コールは基本稼げないアクションである。
レイズする権利を与えることになるから。
稼ぎたいならレイズしなさい。
相手がブラフだと思ってコールしてくれてポットを増やすか、バリューベットしてポットを増やすか、これ以上発展するカードを引いてほしくないからブラフでプレッシャーかけて下ろすのか。
ショートスタックだとやること簡単、突っ込むかフォールドするだけ(push or fold)
でも、オールイン受ける側の大きめスタックはけっこう考えないといけない。
ポーカーはこれはやっちゃいけないという不正解はある。
けど唯一の正解はない。
フォールドと僅差で3ベット、コール6割レイズ4割、レイズ4割コール2割という感じになる。
正解のグラデーションみたい。
強いハンドでレイズして、弱いハンドはチェックで回したいのが人間。
でも、それの逆をやらないとそのプレイのテルは上手い人にはすぐバレる。
だからこそアグレッシブにブラフしたりする必要もあるし、勝っているハンドを降ろされてる?と感じながらフォールドすることもあると。
有名なテルは知っておくべし。
チップを触ってベットする素振りを見せてからチェックするのは降りてほしいサイン。
次のアクションでポットサイズ以上の大きめベットすればすぐ降りる。
高額チップ1枚でのレイズはかなりの強気かつ強いハンドを持っている証拠になってしまう。
すぐ降りてよし。
レイズするときはちゃんと細かいのも使おう。
キャッシュに打ち慣れている人でも、ハイステークスでもやっちゃう人はいるとのこと。
分かりやすいテルは覚えておいて損はなし。
プレイの癖も分かりやすいものは次から簡単に突っつかれる。
コーリングステーションや、ブラフしすぎやフォールドしすぎなど。
ブラフレイズするなら相手に嫌だなーって思わせる金額で打たないとコールされる。
降りてほしいのにコールされるから後々面倒くさいことになる。
判断に迷うカードが来たり、引かれてしまう。
これ以上都合の悪いカードが出てほしくないときにオールインで突っ込め。
コールが帰ってきたら良し、フォールドされたらまぁいっかという具合で。
ポーカーは役を作るゲームじゃなくて相手からどんどんミスを引き出してポットを大きくするゲーム。
どうしても役を作りにいってしまうが、常に相手のどのハンドからバリューを取れるか考えなさい。
フロップ以降で判断が難しくなるハンドはプリフロップの時点で参加するのをやめるべき。
A9oとか。
Aがあたっても、9があたってもその後が難しい。
ヘッズアップでAJ8ってボードだったら、KK,QQ,JJ、KQ、KT、KJなどなど上はいっぱいいるのに、勝ってるハンドは少ないって状況。
誰からバリューが取れるかを考えるべきである。
ボードに絡む手札次第ではコールしてくれるかを考える。
どのレンジで、どのポジションで、いくらの金額にコール?レイズ?、今までのプレイは?テル(癖)は?タイプは?バリカタ?ルーズ?ブラフキャッチ?
逆に強いハンドはミスがしにくいから被害も少なく済むし、利益も最大化しやすい。
フロップ以降のプレイのしやすさをよくよく考えて、プリフロップで降りるかどうか考えなさいと。
フロップやターンで悩むならプリフロップの段階でミスが有る。
意外と小さい金額のポットのほうがミスが出やすい。
どうせ小さい値段だしと気が緩むから。
でも、そういうところでこそ実力が試されている。
基本コールするハンドはボードがうまく絡めば全部取ってやろうってハンドであって、絡まないなら無理しない。すぐ打たれたら降りる。
これは何回も強調していた。
アンティがあるゲームだとけっこうハンドレンジは変わる。
かなり広くなるし、キャッシュじゃ使えないハンドも20%ぐらいの勝率があるなら使えるといった風になる。
これにはけっこう戸惑った。
ヘッズアップみたいにJがあればなんとかなるぐらいのイメージに近いのか?と思った。
トーナメントに参加したことないから、全然イメージわかなくて全然ついていけなかった。
最後に。
長時間の講義お疲れ様でした。
プロはその後タピタピされたそうです
ポーカー界で話題のタピオカティー専門店タピスタ@御茶ノ水 pic.twitter.com/x6FNL7I0l1
— Naoya Kihara⛅木原直哉 (@key_poker) April 13, 2019
参加された方のツイ
木原さんのポーカー講座受けてきた
— kenbay@nextGW APTフィリピン (@kenbay1998) April 13, 2019
前半、後半どちらもプレイヤーで参加
ベット額を小さくすることによって生じるエラーはベット額を大きくした時のエラーより大きいという考え方が新鮮だった
そーいやフロップ1/4ベットのプレイラインをしっかりできるほど俺上手くねえもんなあ…
1回色々考えよう