働いていたあの頃を思い出せなくなったニート生活
2019年の1月を最後に引っ越し屋をやめました。
一ヶ月ほど東南アジア辺りのビーチにでも行ってブラブラして英気を養ってから復帰するかなとでも最初は思ってました。
しかし、あれよあれよと貯金をゆっくり崩しジムとスーパーにしか行かないニート生活に。
チャートを見て、やられて、たまに勝ち、損切り貧乏でジリジリ削られていく。
チャートを信じてました。
勝てると、いつか勝てると、ここまで負け続けた経験を無駄にはしないと。
デモですらエントリーせずに1日の最後に相場をチラ見する程度の相場との付き合いを2年フリーター。
これはもはや相場から離れていたと行ってもおかしくない。
1年相場も見ずにバイトして小銭貯めて、1年ニートすればなんとかなるやろといって、なんとかならず。
相場に勝ちたいと願いなら、疲れて何も出来ない日々を送ったこともあった。
頭からFXが離れたときは一度もなかった。
これは呪いだ。
俺が稼ぐにはこれしかない。
転売もパチンコもスロットも競馬も全部手を出して辞めた。
色々な時期を経て思う。
ここで決めきらなければ、今後も同じような壁が現れたときに逃げ出すであろう。
チャートを見た。見続けた。
でも、勝てない。
勝ちきれない。
悔しい気持ちでチャートを眺めて、はやる気持ちを抑えて手数を少なくし、チャンスを見逃し、怖気づいて入れず、たまに入るとやられる。
毎日何のために打ちのめされているのかと思う。
サウザーラジオを開局からずっと聞いてました。
働くことの意味を考えさせられました。
彼はFXで稼いだ上で、相場はやめろ不動産をやれ商品を持てと愚直にメッセージを送り続ける。
僕は彼の発信に共感しつつも、いや俺は違う。俺は相場で稼ぐんや。
そう思ってたんですね。
不動産を買う資金を貯めるほどの給与がありつける学歴職歴も持たないし無理だろと。
相場で勝てない、負けたと認めて白旗降ってケツまくる。
負け犬に待ち構えるは地獄、いらっしゃいブラック労働の3丁目。
働くとなるとまた最低賃金で働くみたいな環境なわけです。
自分には尖った技能も無ければ、一円にも変えられない知識と経験ばかり。
学歴も資格もない。
誰かのもとで働かなければならないと思うから、資格が必要になると思う。
それがいけないのだと資格の勉強なぞしてこなかった。
学歴はいまさらだ。
本題がずれた。
彼のラジオを聞いてると働くことへの嫌悪感がすごくなる。
これは労働意欲がものすごくなくなるラジオである。
木暮太一氏の著書も合わせて働くことの意味をよく教えてくれる。
働くことは賃金を得ることばかりではない。
何のために働くのか、それは次の日も働くために働くのだ。
生きるために働くのではなく、働くために生きる世の中になってしまったのだ。
ストレス解消代込みで給料というのは設定されている。
労働の正体は半死半生で会社に生かされているようなものだ。
生かさず殺さず、逆らわせず、服従を誓うものだけが餌にありつけると同時に次の日も主のために働くことを強いられる。
会社組織に属さず働く勇気と技術を持たないものに選択肢はない。
しかし、日本は偉大である。
それでもまだ仕事があり、贅沢をしなければ生きながらえることはできる。
生きる、だけを切り取ればそう。
でも、その「生きる」こと、幸せを求めることを忘れて、思考停止して生ける屍として彷徨い続ける迷路がこの世の大半だ。
外側と底辺から世を見て、もうそんな世界とは距離を置きたいがために相場を張ってきた。
ドローンで遠隔操作してミサイルを落とすかのごとく遠距離射撃で戦果を上げたい。
近接戦闘で歩兵として捨て駒扱いされて誰かにアゴで使われ使役されるのはゴメンだ。
働く大変さを思い出せなくなる。
あれだけ嫌だった労働も忘れてしまうものなのか。
臥薪嘗胆とはいかない。
あの苦い記憶を頼りに、もうあの世界には戻るまいと思った日々はなんだったんだ。
理不尽に耐え、不遇を押し付けられ、歯を食いしばって汗水たらして働いた日々に決別したはずじゃなかったのか。
なんでこの働く日を終わらせられないのかと絶望するたびに、筋トレに逃げ、エロに逃げ、読書に逃げ、YouTubeに逃げ、寝逃げしてきた。
喉元過ぎれば熱さを忘れるとはこのことか。
憎いあの気持ち、はらわた煮えくり返るあの悔しさを忘れてしまうほどのニートの心地よさよ。
俺はニートの才能がありすぎた。
あの悔しい気持ちを思い出せなくなった。
また働かないといけないって感じるプレッシャーが自身を突き動かすものだと思っていた。
しかし、それもなくなった。
何が俺を突き動かす?
資金と貯金を削るプレッシャーよりも、ただ毎日努力できず結果が出ない己の不甲斐なさに絶望している。
平成に何者にもなれなかった人が、どうやって令和を生きる。
夜に書き連ねたので起きたら訂正するかな。午前4時54分
こんなこと書いて恥ずかしくないかって?
もうそんな羞恥心はフリーター時代に置いてきたよ。
心に沁みたAVCII
やっぱこの人は天才だ
このブログ2019年4月29日の夜から夜を通して書いてるんだが、もう100回は聞いた。
エモい。ただひたすらに。
夭折のアーティストに聞き惚れる。