FXの森

負け続けて7年目の初心者脱出記録

負けて気づく投資の本当の価値

負けました。

マネープレッシャーと相場に。

 

ずいぶんと遠回りした理由に、お金をかけず大敗しなかったからだと結論づけています。

 

詳しく説明しますと、投資をやる覚悟が中途半端だったがゆえにお金を突っ込めなかったからです。FXで10万から増やして1000万にするんや!倍々ゲームで増やせるのがハイレバ、デイトレの強みや!ポンド円のボラならいける!メンタルが大事なんやな!よしよし、本も読んだし、ブログも読んだし、抜け目なし!さぁ稼ぐぞ!・・・なーんて、調子こいてたわけです。

 

普通、稼ぐ気満々なら欲望に駆られて沢山ポジション持つか、レバレッジをかけるんです。身分不相応のロットや、ビギナーズラックだったりして、投資は稼げる!オレは無敵だ!と感じる瞬間が誰しもあるはずです。僕はなかったですけど。

 

もしくはそれ以外だと、全然勝てずに早い段階で全部スッちゃうパターンです。僕は多分こっちの道を歩むべきだった。しかし、僕はデモトレをやり続けた。これは一見賢いようでいて、一番最悪な選択をしていた。つもり売買で技術を磨いてから実資金で勝負しようとず~~~っとさまよっていた。これが遠回りの原因のひとつ。

 

賭けろよ!!ベットしろよ!!負けてみろよ!!

・・・今にして思います。

 

少額でもいいし、高額の掛け金でも構いません。自分のメンタルがブレる経験を早い段階で積むべきでした。

リスクを回避してデモトレをやっている(と、思っている)のに、本当は実際にトレードするのが怖いだけ。つまりは先延ばし、保留です。ずっと決断すること、負けることを怖がっていたから経験値を得られない。自分の行動に対する厳しい現実の答えが出るシーンをずっと保留にしていただけなんです。

 

保留して、先延ばしにした結果が大卒無職です。

一円も稼げてません。

かといって、借金するほども負けてません。

たった数回の損切りの連続で悲しんで、メンタルが追い込まれてやっと回復したときに分かりました。

今まで、賢く立ち回っていたつもりが全部無駄であったと。いち早くデモトレを抜け、資金を相場に投げ、何回も敗北の味を知らなければ成長はしない。そういう事実に気づくのに時間をかけ過ぎていました。

 

本当はお金の損失で気づくべきなんです。投資への好奇心から早い段階で損して目を覚ますべきでした。しかし、損する覚悟もないのはみんな同じです。皆自分だけが損するはずはない。自分だけが勝てる。そう思って、投資をします。しかし、いずれ気づきます。損しても続けるか、やめるか。この選択をいつかは迫られます。一方でこの岐路が僕にはあったでしょうか?

いいえ、なかったです。というより、そもそもその選択にたどり着けなかったんです。多くの人がお金ですぐ気づくことよりも大きいコスト、7年という時間を費やして初めて選択のスタートに立ったんです。

 

メンタルが大事、デモトレから慣れていこう、損切り大事、大きい時間足に従おう、検証命、・・・全部無意味。

まず、負けるべきだった。コテンパンに負けるか、とことん金を稼ぎたいというモチベがあるかどうか。これをやればカネになる!!という好奇心があれば自分にとって高額の虎の子を入れて、負ける経験値を得られる。

ぼくは全部逆だった。負けたくないからデモトレ。小さい資金で回したいし、小さな資金でもやれるのがFXだし!そもそもお金増やしたくて投資をするのに、なんでタネ銭自体を増やさないといけないんだ?投資で増やすぞー!おっー!(働きたくないでござる)

そりゃータネ銭貯めないから何回も負けられないわな。負けないから経験値も積めないわな。経験値がないから投資の本質はいつまでたっても分からんまま。タネ銭が小さすぎて、投資の面白さも怖さもない。ただ、海を眺めているだけか、浅瀬で潮干狩りしている程度の児戯。沖に出て、荒波に揉まれて生きるか死ぬかの戦いをすべきだった。

 

遅かれ早かれ来る連敗の苦しみ、勝てない悲しみを味わうことなくのんべんだらりと過ごしてきた。

そして、今までツケに回していたものが全部やってきて心が折れた。無職に突きつけられた現実と一緒に敗北の苦しみがやってきた。ただシンプルな答えゆえに受け止めるのに時間が必要だった。(めっちゃ落ち込んだ)

 

投資は、仮想売買では一切学べないということ。負けた経験値が足りなければ、いくら本を読んでも、質の良いブログを読んでも身につかないということ。切られて血を流す痛みを乗り越えてこそ、経験値が骨身に刻まれる。負けて損を取り戻したくて真剣に相場を見ても、また負ける。本当にチャートを見るのが嫌になる。そういう試練があったか?

当たり前だが、鼻くそほじりながら仮想トレードする現場で得られる知見はない。当然だけど、タネ銭貯めれる財力もなければ投資の舞台にすら立てられない。

 

早く、目を覚ますべきだった。

遅すぎたスタートラインへの到着。

ここから資本主義の底辺からスタートして、タネ銭を貯めて再起できるか。

ブログの更新が止まるときが、最後の断末魔。

ずっと搾取され続けるか、腕1本で稼ぐ道を歩めるか。

男なら、夢を見たい。バカは馬鹿なりに、身分不相応をいつも夢見ちゃう。

学んでない証拠?

けど、学歴職歴がない人間が稼げる分野は投資しかないよ。

どのみちここで勝負するのだから。

終点にして頂点。

資本主義の世界で戦って生き残れる自分でありたい。