FXの森

負け続けて7年目の初心者脱出記録

ネットの情報で勝ち続けていますか?

投資家の情報収集にネットは必要か?

 

操られた幻想からの脱却。

18歳になったらそれまで身につけた常識を全て捨てろと言ったのは誰だったか・・・。

 

60歳の定年を迎えたおじさん達が引退後20年をテレビで多くの時間を乗り過ごそうとするのは、三つ子の魂百までを地で行くスタイル。

これぞまさに18歳までに身についた生活習慣みたいなものである。

 

僕はよくよく考えればただネットの過激な情報に踊らされていただけであった。

投資の情報に触れ始めたときは丁度、アベノミクスで億り人が量産されていた。

そんなことがあり得るのか、いやありえない。

でも、バカが出来るなら俺にも出来るはず・・・。

 

そういう馬鹿な発想で相場を見てきた。

つまりはどうしようもない、再現性のないサクセスストーリーを信じ切っていたのだ。

 

ひろぴーと蜂屋スバルの動画において、「数十万が1億になった人は数年たてば数十億になってないとおかしいですから。(ありえない投資効率を求めてもだめですよね。自滅しますよね。)」と言っていた。

これ、俺はずっと分かっているようで分かっていなかった。

 

どうしてもはやく稼ぎたいし、この報われない社畜生活から一刻も早く抜け出したくてたまらんのじゃ!と。

そのデカすぎる願望から逆算すると、毎月10万を20万にしなくちゃいかんと考えてしまう。

たわけ者が!!そんなん出来るわけない。

 

10万円という価値はまぁ働けば稼げる額でリアリティーがあるから一見筋が通るように聞こえる。しかし、利率でみると100%。これはとんでもない数字である。

1ヶ月で1000万を2000万にできるレベルなら、半年で3億2000万になる。倍々ゲームを順調にやると、たった1年で国家予算クラスになってしまう。

 

そんな負け無し、大勝ちのみの投資手法を一個人が知っているはずがない。というか存在しない。聖杯は無いのだ。

 

欲望や幻想を引き算して、モノを色目なしで見なければ本質は見えてこない。

デカすぎる目標や夢が本当に必要なのか、今一度自分に問うべきである。

毎日欲しいもん眺めてると、俺の願望100万あったら全部一通り叶うぐらいちっぽけなもんだとわかる。

 

上司のために働いたり、要らないもん売りつけたり、面倒くさい同僚との付き合い、長時間の拘束、貯まらない貯金、安い賃金、老人のために抜かれる高い社会保険料、・・・全てにオサラバしたいのは悲願であることに変わりはない。

しかし、相場にそんな事情は関係ない。

 

誰かが1億円稼いでも、その裏で沢山の人々のお金が合計1億なくなっているだけ。

ラッキーで拾えても、またラッキーで拾われる可能性は消えない。

誰かに嫉妬するのが悪いのではない。人としての感情として当然あるもの。

物事の仕組みを冷静に見れないと、変にチューニングされた思考回路でとんでもない結論を出してしまう。

 

ネットに、誰かに刺激された欲望に、周りに埋め込まれた常識に、毒されることなく生きていきたい。

つまり、投資家はTwitter見ないほうがいい。

もしくはタイムラインを絞ったほうが良い。

見る人は一人。あとはノイズ。

 

都合の良い情報だけを選び取れるなら最初からみんな成功する。

善悪、良不良が分からないから素人なわけでして・・・。

 

バカとアホが変な道具使っても、欲を刺激されるだけ。

Twitterに救われた自分もいるが、普通の人はそんな幸運には恵まれないであろう。大方はTwitterやネットで毒された期間のほうが圧倒的に長いからトータルマイナスになる。

プラス転換するにはマイナスがデカすぎる。

 

SNSは宝探し。パチンコと本質は一緒。答えはなく、脳の報酬系を上手く操られているだけ。

今の時代、デジタルデトックスや適度な距離感を探る術を持たない人は時間もお金も取られる。