FXの森

負け続けて7年目の初心者脱出記録

保証人制度って最高だよねー

業者側から見れば、保証人つけれない人はハナから相手しなくていいから楽。

しかも、保証人制度のお陰で貸し倒れ率も下げれる。

リスクは減り、利益はちゃんと確保できるようになる。

ん~素晴らしい。

これを発明した人は天才だ。

ブラボー。

これでノーベル経済賞取れるレベルじゃね?

 

 

 

 

・・・・・・んなわけねぇぇぇっぇえぇっぇぇぇえぇ!

 

 

呆れるほど馬鹿な制度だと思ってる。

早く廃止しろ。

 

これってまさしく強者の理論だよね。

いや、勝てば官軍だし、稼ぐが勝ちだし、資本主義だとお金持ちのほうが有利なのは承知している。

稼げないなら○ね!という意見にも賛成である。

「金がなければ、ワシはただの猿やけんのー」というセリフには一種の真理を感じる。

そう、この制度を利用できる立場になればさぞかし楽だろうよ。

俺もそちら側に行きたい。

だが今は無理。

貧乏、職歴なしの何も持たない「持たざるもの」にとってこの保証人制度は世間からの足切りに感じる。

 

ホント、今日一日これに振り回された。

「保証人様がいないと~」「審査がですね~」「連帯保証人を必ず~~」・・・。

なんと、無職だろうがハゲだろうが部屋を借りるには保証人の信用が第一なのである!(ハゲに失礼)

ただたんに俺が無知なだけなんだが、この事実には不意打ちのフックをもらった気分になった。

 

ネットで散々「無職 賃貸」で調べたが、どこの不動産屋も保証人代行会社やクレジットカードとの提携で審査が通る!なんて一言も言ってくれなかった。

そういう物件って本当にあるのか疑問だ。

聞いたけど、ないとしか言われなかった・・・。

(予算から外れただけかも知れないが)

そんなものは幻だと言わんばかりに。

 

審査を通すには最終的にどの物件でも連帯保証人は必要不可欠。

それが無いなら去れ。

働いていようが、新しい仕事(正社員)が見つかっていようが、保証人がいなければ話が始まらん。

保証人をまず連れてこい。

話はそれからだ。

 

そう聞こえた。

 

 

いやーーーーーーーこりゃー日本人が持ち家信仰になり、(どんなに安月給でも)正社員がなんだかんだと一人前だと言われるのも納得。

超納得!

納得しないはずはないよね。

正社員で働いているのが世間での当たり前の事実であり、親や親族が保証人になるのは至極当然の流れであり、部屋を借りるにあたってよもや保証人を付けれない人はいないなんて有り得ない。

当たり前体操。

 

 

・・・世間というバットで後頭部からフルスイングされた気分になった。

 

 

帰りの電車で、今も昔も自分は相変わらず世間知らずの温室育ちなんだなーとずっと思ってた。

 

超久しぶりに世間の荒波に揉まれた感想としては、俺は世間のことを知っているようで全く知らなかったんだなーっていうこと。

(一度も正社員で働いてないから当たり前なんだが)

 

仕事がまず先にあって次に住居だと。

スーツ着て、仕事があって、それから住む権利が世間様から貰えると。

衣食住ってなんてシンプルな真理なんだと感心せずにはいられなかった。

 

なぜか調べ物をしている時に見つけられなかった、とても重要な文面を今日何故か何度も見かけた。

 

仕事が決まってないのに上京するな。その場合、部屋探しは絶望的に難易度が高くなる」(自覚しているつもりでしたが、この文言自体を目にする機会が不思議となかったのです。)

就職先が決まってから、住居だと。

これは当然の流れだと。

「住居が先で、仕事が後」というのは論外!ぐらいの勢いで書かれていた。

 

けっこう職なしで体当たりで部屋見つけている人の話ばかりをピックアップして見てた分、余計にショックだった。

(バイアスかかりすぎて阿呆ですね)

普通、大家は無職に部屋を貸したくはないよねということは勿論分かっていた。

そして、正社員にはなりたくないなぁーとぼんやりと考えていた。

 

ところがどっこい、日本では部屋とお仕事はセットであり、部屋を借りるには保証人が必要不可欠で、日本では(稼げない)無職になったら簡単にホームレス一直線です。

だから、正社員になって長く勤めなさい。

信用を作りなさい。

そして企業も終身雇用で面倒見ること。

 

 

この事実を見て見ぬふりして今まで生きてきた。

・・・俺ってば完全に世間を舐めているよねー。

傍から見ればバレバレだが、自分ではそう思ってなかった。

驚愕の真実。

 

・・・今は自覚有りで、反省してる。

 

この「世間舐めてましたスンマセン」感覚は就活から逃げ回って、単位ギリギリで大学を卒業した時の感覚とほぼ同じ。

働くことから逃げたくて、世間の当たり前のルールから外れたくて、何かの理由に出来るものを探していただけだった。

何も解決していない。

解決策じゃなくて、逃亡する理由だけを一生懸命探していただけなんだな俺は。

 

 

何がFXトレーダーになるだ・・・。

ちっともお金の味を知らないくせに、一丁前に知識だけ集めて鼻高に大衆を小馬鹿にしていた自分がひどく情けない。

稼げれるのなら話は違うが、1年かけても何も実らなかったんだから、その事実を今一度受け止めるべきだよな・・・。

 

 

書いてて落ち込んできた。

 

 

「わーい、上京だー」と胸が高鳴る気持ちを、鹿児島から門司港に向けて高速の上で、そして東京に向かう船の上で揺られながら感じていた。

 今はその気持ちのひとかけらも感じない。

 

ただ、己の無力感と逃げグセにほとほと呆れるばかり。

齢25にして何も持ってない、背景がないことに心底絶望している。

 

ブログにこんな愚痴書くつもりじゃなかったんだが、今日は色々動いて、久しぶりに人と喋ったせいか筆が止まらない。

「マジかよ、えぇーー、うそーん」の連続で、色々な思考が頭をめぐった。

 

そしてニート生活の代償。

目を見てまともに話せない。

人混みの中にいると窒息しそう。

田舎に居すぎたせいか、あれほど希望を見ていた都会に現実を知って打ちのめされているのかもしれない。

 

実家のぬるま湯から抜け出したばかりの若造は早くも風邪ひいてます。